μVNCでWindowsと連携しよう!
矢代さんが公開されているμVNCについて使い方をまとめてみました。

(1)導入
のサイトからWindows 9x/2000/NT/XP (x86)用のInstallPackageを入手して、Windows側に導入します。VNCについての日本語の一般的な解説はが詳しいと思います。続いてにて公開されている超漢字用のVNCクライアントソフト「μVNC」のバイナリを入手して、例のように「小物」−「システム環境設定」の「バージョン」タブにつかんでポンします。

(2)Windows側の設定
Window側のVNCサーバーを起動して、パスワード等の設定をします。とりあえずうちではこんな感じ↓になってます。
※画面はVer3.3.7のものです。最新のVer4.0では「Authentication」タブの「NoAuthentication orEncryption」を選択することで、パスワード認証をオフにすることができます。が、その場合はセキュリティ上の観点から「Connections」タブの「Access Control」でIPアドレスによるアクセス制限を付加すべきです。もし、IP云々が良く分からない場合は、「VNC3.3 Authentication or no Encryption」を選択してパスワード認証を設定したほうが無難かもしれません。



(3)超漢字側の設定
原紙箱からμVNCの原紙をドラッグして起動します。すると以下のようなパネルが表示されるので、Windowsマシンのホストアドレスを入力します。


※もし、Windowsマシンのホストアドレスが不明の場合はWindowsマシンのタスクトレイ内のVNCのアイコンにマウスを移動すると自機のアドレスがポップアップするので、参照して下さい。


続いて、パスワードの入力を求めるパネルが表示されますので、先ほど設定したパスワードを入力します。


(4)使い方

ここまでできれば、超漢字上にWindowsの「窓」が開きます:-)
WordでもExcelでも何でも来い!です...(笑)
※というのは少々大げさで(^^;; 残念ながら私の環境は10BASEの低速ネットワークなので、十分にVNCの機能を堪能できずにいます。高速ネットワーク環境だったら、フルにWindowsを使いまわすことができるのではないでしょうか?
そして、μVNCが凄いのはその「トレー操作」機能にあると思います。

(5)トレー操作
μVNCには「トレー操作」というWindowsとテキストをやり取りする機能が付いているのですが、これが便利です。ファイル変換小物のようにいちいちファイルに保存し直すこともなく、必要な部分だけを双方でコピーアンドペーストできるのです。
※最新版のRealVNC4.0ではデータの送受信に関する部分に修正が加えられていて、そのままではShift-JISな文字列をやり取りすると文字化けを起こしてしまいます。そこで、矢代さんがその対策を施したWinVNC-4.0-NotFilterSJIS.lzhをに公開してくださいました。

(5-A)超漢字→Widnows
コピーしたい文字列をトレーに格納し、μVNCのウィンドウをアクティブにします。
右クリックでメニューから「トレー操作」-「テキスト送信」を選択します。

あとはWindows側で貼り付けたいアプリに「編集」-「貼り付け」等でペーストするだけです。

(5-B)Windows→超漢字
Widnows側でクリップボードに文字列をコピーします。
超漢字側でμVNCのウィンドウをアクティブにして、先ほどと同じようにして、今度は「テキスト受信」を選択します。

文字列がトレーに格納されますので、必要な部分に貼り付けてください。
どうでしょう。とっても簡単ですよね。ちょっとIEのURLを引っ張って来たりとか、文章の一部だけWindowsに渡したいときなどとっても重宝しています。皆さんも是非お試し下さい。

(6)おまけ
Windowsに限らず、VNCサーバーが用意されている環境であれば、同様にしてμVNCから操作することが可能だと思います。私もWindows以外にりぬざう(SL-C860)相手に使ったりもしています。


最後になりましたが、矢代さん、素晴らしいソフトをありがとうございます!!

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